ピアノの素敵さに気づく

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高校生で始めたピアノ。

 

ものすごく苦手で、真っ黒の楽譜にも恐怖すら感じながら

 

それでもレッスンは続いて行きました。

 

 

忘れもしない初めての発表会。

 

全く良さが分からず楽しくもなく、

 

先生からご提案していただいた曲に取り組んではみたものの、

 

エレクトーンの発表会のあの喜びと楽しさとは雲泥の差でした。

 

 

何とか仕上げてステージに出てみたものの、

 

途中で真っ白になって止まってしまう、という初の経験をしました。

 

ショックで泣いて帰ったのはいうまでもありません。

 

得意なはずの音楽、大好きなステージ。

 

そこまでの失敗をしたのも初めてで、

 

ますますピアノがイヤな存在になっていったのです。

 

 

そんな私が『ピアノもいいな』と思えたのは、

 

音楽の学校を出て、講師を指導する先生との出会いがあった時でした。

 

 

先生には、手取り足取り

 

『ピアノの奏法」と

 

『ピアノで奏でる音楽の素敵さ』を教えていただきました。

 

私の奏でる音が気持ちを伴ってこんなにも響く、ということを

 

実感させていただいた先生には本当に感謝しています。

 

『ピアノで表現する』ということに一歩近づいた瞬間でした。

 

その瞬間から、演奏することに前向きに取り組めるようになり、

 

長い長い時間はかかりましたが

 

ストリートピアノを探してまで弾くところまで

 

やっと辿り着いたところです。

 

 

ピアニストと同じ演奏ができるとは思っていません。

 

でも、私が進んできた道のりで

 

今、全力で楽しんでいるところを見ていただくことで、

 

音楽をこれから始めてみたい方や、

 

ハードルを感じて踏み込めずにいた方、

 

挫折したけど諦められない方にも

 

一歩進むお手伝いをさせていただきたいのです。

 

 

 

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